イ・ムジチ合奏団はいまだに健在ですね。創立当初のメンバーは残っているのでしょうか?多くの室内合奏団がコンサートマスターや指揮者が亡くなると姿を消していっている中、幸いイムジチ合奏団はメンバーを入れ替え、いまだに素晴らしい演奏を聞かせてくれています。イ・ムジチとは:1952年に12人の若く才能溢れるイタリアの音楽家達が、室内オーケストラを結成すべく集まったのです。彼らは聖チェチーリア音楽院の卒業生で、弦楽器のレパートリー、特に18世紀イタリアの作曲家たちの楽曲を現代に蘇らせることを目指し、結成されました。
日本では59年録音のアーヨのヴァイオリンソロのヴィヴァルディ:四季が驚異的なベストセラーになり、いまだにこの演奏はCDになり残っています。この当時ではミュンヒンガーのシュトゥットガルト室内管弦楽団のガチガチのドイツ風の四季が出回っていましたが、多くの音楽ファンがこのイタリアの青く澄み切った空のように明るく流麗な合奏に酔いしれたのでした。バロック音楽ブームはこの頃始まったといえるでしょう。
そして「四季」といえばイ・ムジチ。といわれるほど有名になりましたが、その後ミケルッチ、アッカルド、カルミレッリ、アゴスティーニなどとコンサートマスターは変わってきましたが、その演奏には大きな変化はありませんでした。(私はこの全部を聞いています)
確かに違いは多々ありますが、基本となるイ・ムジチ色はほとんど変わらないといっても良いでしょう。多分マスターが変わるごとに演奏がガラっと変わっていたらイ・ムジチ合奏団はとっくに解散していたでしょう。
イ・ムジチ・ファンはイタリア風のこの音この演奏を聴きたいわけで、ドイツ的やロシア的な解釈の演奏は期待していません。だからいつまでも、この味わいを続けていってください。・・・・・・といってもCDや演奏会のチケットが売れなければ生存できないので、本当に難しいところですね。新しい「四季」を発売するには、何か新しい物がなければ売れないでしょうから・・・・。
さて、この後10年20年とイ・ムジチは生き残って行けるでしょうか?
日本の四季 / イ・ムジチ合奏団
